皆さまこんにちは。
Japan English Drama Institute DirectorのHalです。
私が英語劇と出会ったのは、大学に入学し、ESS(English Speaking Society)に入部したことがきっかけでした。
当時の目的はとても単純で、
「英語をもっと話せるようになれたらいいな」
というものでした。
ESSにはいくつかのセクションがあり、その中から、少し消極的に選んだのがドラマセクションでした。
それまで、演技にも演劇にもほとんど触れたことはありませんでした。
けれども、英語で台詞を読み、相手と演じ、舞台をつくっていくうちに、次第に私の興味は「英語を話すこと」そのものから、その先へと広がっていきました。
同じ言葉でも、身体の使い方や間、声、相手との関係によって、まったく違う意味に見えること。
一つの場面について話していても、演じる人によって解釈が異なり、それを実際に舞台で試すことで、作品の見え方が変わっていくこと。
そして舞台に立つ側が意図したものと、観客が受け取るものが、必ずしも同じではないこと。
そうした経験を重ねるうちに、私にとって英語劇は、単に「英語で演劇をすること」ではなくなっていきました。
言葉を読み、考え、身体を使って表現し、
そこから生まれるさまざまな解釈と出会う。
英語という、自分にとって母語ではない言語を使うことも、その過程をつくる一つの要素だと考えています。
Japan English Drama Instituteでは、英語を一つの入り口として、出演者とともに作品を読み、考え、実際に舞台で試しながら、演劇表現を探っていきます。
そして公演も、作品を「見せて終わる」場所ではなく、
観客、出演者、作り手が、それぞれの見方や解釈に触れることのできる場にしていきたいと思っています。
一つの作品に向き合うことで、どんな表現が生まれるのか。
そして、その表現を誰かが観たとき、どんな意味が生まれるのか。
その可能性を、これからも舞台をつくりながら探っていきたいと思っています。
Hal
Director
Japan English Drama Institute
