“My condolences on Her Majesty’s death.”女王エリザベス2世が永遠の眠りにつかれました……!

と、こんなタイトルで書くと
ミーハー丸出しかよ!!!
英国かぶれかよ!!!
という印象を持たれるかもしれませんが……。
(うち半分くらいは否定できないかもしれませんが、、、笑)

誰かが亡くなった時に、
よく見かける英語的表現は
「R.I.P.」でしょうか。
今も女王のbreaking newsを受けて
たくさんのR.I.P.メッセージを
SNS上でも見かけます。


この表現!
Rest In Peace(安らかに眠れ)
の頭文字の英語と思いきや
実は本来の意味はラテン語の
Requiescat In Pace
[rekwiˈeskat in ˈpatʃe](意味は同じ)
なんです。
これを知らない
ネイティヴの方もいるとかなんとか。


ところでタイトルの
“my condolences[kənˈdoʊ.lənsəs]” というのは……


最近ハマっていて
ようやく全シリーズを制覇した
BBCのTVドラマ
G.K.チェスタトンが原作の
「ブラウン神父(Father Brown)」を見て
初めて知った言い方でした。
(お恥ずかしながら)


※Requiescat In Paceも
 同ドラマで知りました……


日本語で言うところの
「お悔やみを申し上げます」
という言い方になります。


推理ドラマなので
当然、死の現場、が多いわけですが……
主人公の神父その他諸々の方が
しょっちゅう口にする言葉なので
いつの間にか覚えてしまいました。


ちなみに、女王の死を追悼する場合は


My condolences on Her Majesty’s death.


ですが、ご家族や残された方など
この死に影響を受けている方々に向ける場合は


My condolences to the Royal Family and everyone affected by this very sad news.


という言い方もできます。
基本複数形で使うのもポイントですね。



昨夜、Twitterで見かけた
「女王の体調が思わしくない」関連の
バッキンガム宮殿からの声明を受け
BBCニュースを見ていましたが


2つの世界大戦を経験し
初めて一緒に仕事をしたのが
1870年代生まれのウィンストン・チャーチル
鉄の女といわれる初の女性首相
マーガレット・サッチャーとも仕事をし
ついこないだの火曜日
彼女にとって15人目の首相
リズ・トラス首相を任命した
なんて聞くと
Nihon jinの私でも、
歴史を感じざるを得ませんでした。


奇しくも新首相も
Elizabethの名前をミドルネームにお持ちですね。


加えて……
この度
皇太子であったチャールズ殿下が
国王に即位されたのですが
この方がチャールズ3世だと聞いて
これまた個人的に驚きを隠せませんでした。


というのも先日劇団で上演した
「CAPTAIN BLOOD!: His Odysse
yの中に出てくる国王の1人が
チャールズ2世だったからです。


1639~1651年にかけて起こった清教徒革命で
処刑されたチャールズ1世。

その崩御が1685年に起きた
モンマスの反乱のきっかけの1つとなった
チャールズ2世。


そしてつい昨日まで
チャールズ皇太子だった方が
チャールズ3世へ……。


演劇や文学
今現に起こっている
社会的出来事を通して学ぶ
歴史というものは
机に向かって覚えて答えるだけの勉強より
自分の感情に
直に訴えてくるものがありますね。


それが忘れられない記憶になったり
自ら考え調べるきっかけになるなぁと
改めて実感しています。


イギリスは
計画されていた
「London Bridge (is falling down.)」というコードに基づき
10日間の喪に服するようです。


また、国王の即位に合わせて
国歌の「God Save the Queen」が
「God Save the King」に
変わるようです。


彼女の支持者、逆もしかり
賛否両論いろいろとあるでしょうが
コロナ禍における女王の

We should take comfort that while we may have more still to endure, better days will return: we will be with our friends again; we will be with our families again; we will meet again. But for now, I send my thanks and warmest good wishes to all.

https://youtu.be/2klmuggOElE

という言葉は、
これからも私たちの心に遺るでしょう。


96歳、生涯現役。
戴冠から70年。
あちらの世界で
ゆっくりティータイムを
楽しまれることを祈るばかりです。

まぁひょっとしたら
フィリップ殿下にこっそり
「イギリスのお茶ほど美味しくないわ」
と耳打ちしてるかもしれませんが……。